FX取引の課税方法
申告分離課税
平成24年のFX取引による利益に対する課税方法は、申告分離課税に統一されました。
申告分離課税とは、給与や事業所得などの総合所得とは分離して、別枠で所得計算および税額計算を行うものです。1年間の取引で利益があれば、その利益に対し20%(所得税15%、住民税5%)の税金が課されます。
※上場株式の申告分離課税の税率は、10%(所得税7%、住民税3%)で優遇措置が取られていますが、FXなど先物取引には軽減税率は設けれられていません。
先物取引グループ内での通算処理
くりっく365、大証FX、相対取引、日経平均先物等の先物取引があり、利益と損失がある場合には通算して申告できます。
なお、株取引やその他の所得とは通算されませんのでご注意ください。
損失の繰越
FXの損失が通算後も残ってしまう場合は、確定申告により翌年以後最長3年間の繰越をすることができます。
所得(利益又は損失)の計算方法
FXの収入から手数料等の経費を引いて所得を計算します。
経費には、パソコンや電話代、セミナー研修費、書籍や情報誌の購入費用などが考えられますが、
まず領収書を保存し、かつ、その経費がFX取引に係るものであることを正確に説明できるようにしておくことが必要です
申告不要
FX取引による利益が年間20万円以下の場合で一定の所得状況のときは申告をしなくても問題ありません。
配偶者控除
例えば、奥様が年間38万円以上の利益をあげられたときは、御主人の申告上、配偶者控除は受けられません。
コメント
私は、FXはやらないのですが、最近FX取引をされる方が増えてきているようです。
アベノミクスで為替も大幅に円安に向かっておりますので、為替取引も益々活発になるのでしょうかね。
くれぐれも無理な取引をせずに、頑張って稼いで下さいね。