税理士登録者数73,725人 うち、女性が13%超
平成24年の税理士名簿の登録者数は、73,725人でした。
税理士数は毎年増加しておりますが、結構多いですね。私もその一人です。(^_^.)
うち、女性が10,039人でついに10,000人を突破し、全体における比率も13%を超えました。
これはとても良いことだと思います。
新規登録者の構成
また、平成24年の新規登録者数は3012人ですが、その構成は下記の通りです。
税理士試験合格者 33%
税理士試験免除者 47%
公認会計士 17%
その他 3%
税理士試験合格組が33%で、試験免除と公認会計士の税理士登録が65%程度という状況です。
税理士試験や登録のあり方
最近は、税理士試験を回避し、大学院や公認会計士試験を選ぶ人が急増しています。
また、意図的に公認会計士の登録者数を増やした結果、
監査法人に就職できない若い会計士がたくさんいます。
そして、それらの方が、試験なしで登録できる税理士を登録するケースも増えてきております。
近年、税理士の信用を保持し品位を高めるために、
まずは入口(試験制度)をしっかり見直そうという方向にあります。
大学院の税理士試験免除についても一部制限が課されました。
日本税理士会連合会の「税理士法改正意見」では、公認会計士への税理士付与について、
「税理士試験において必須である所得税法・法人税法のいずれか1科目に合格することを原則とすること」
との意見がなされております。これは、当然の判断だと考えます。
税務の専門家、企業経営者からの良き相談相手としての税理士の実態が、
国家資格である税理士試験を受けていないという嘆かわしい事実をご存じない方も多いと思います。
今後の税理士制度特に試験制度の改正に注目しましょう。